ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンと生理周期は密接な関係にあり、ホルモンバランスが乱れると生理が来なくなることがあります。

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンがあり、卵巣から分泌されています。

女性ホルモンの分泌量は、脳にある視床下部という部分がつかさどっていますが、視床下部がストレスなどの影響を受けると司令塔としての判断力が低下し、 卵巣からのホルモン分泌が乱れてしまうことがあります。

これらのホルモンは、生理周期に大きく関わっています。 ホルモンの分泌量が乱れると、正常な生理周期も乱され、生理の遅れを招いてしまうというわけです。

ストレス以外では、無理なダイエットでホルモンバランスが乱れてしまうケースも多くあります。

極端な食事制限をして体重を急に落としたりすると、脳は生命の危機を感じるようになります。 すると脳は、生存するために命に関わる機能以外を一時的にストップさせようとします。

その結果、妊娠のための環境づくり(子宮内膜の増殖など)も中断し、卵巣への女性ホルモンの分泌が抑えられ、排卵や生理がストップするようになってしまうのです。

同様に、疲れや睡眠不足、不規則な食生活なども、ホルモンバランスの乱れにつながります。

お薬の副作用

お薬の副作用が、生理の遅れの原因となる場合もあります。 例えば、胃腸薬、睡眠薬、精神安定剤、抗うつ剤などです。

これらのお薬の中には、副作用でプロラクチンというホルモンの分泌を高めてしまうものがあります(高プロラクチン血症)。

プロラクチンには、乳児を育てる時期に母乳をつくり、同時に排卵が起こらないように抑制する働きがあります。 お薬の副作用で、このような変化が体内で起こり、その結果、生理が遅れてしまうことがあるのです。

高プロラクチン血症を起こしていると、妊娠していなくても母乳が分泌されることがあります。

子宮や卵巣の病気

子宮内膜症、子宮筋腫、多嚢胞性卵巣症候群などの婦人科系の病気でも、子宮や卵巣が影響を受けて生理が遅れる場合もあります。 病気が原因の場合には、生理の遅れ以外にも、下腹部痛、腰痛、性交痛、吐き気、おりものの異常、排尿痛・排便痛、不妊などの症状があらわれることもあります。

更年期症状

更年期になると生理が徐々に遅れるようになり、生理周期が長くなっていきます。 一般的に40代後半から生理の間隔が乱れていき、その状態がしばらく続いてから閉経へと至ります。

閉経の平均年齢は50才と言われていますが、最近は女性の社会進出などでストレスを受ける機会が多くなったせいで、 30代や40代前半で閉経を迎える早発閉経の人が増えています。

日本産科婦人科学会では早発閉経の定義を、閉経が43歳未満までに起こることとしています。

妊娠

ご存じの通り、妊娠すると生理は来なくなります。 生理が遅れている人で、前回の生理から今までに性交の機会があったなら、妊娠している可能性が考えられます。

生理が来なくて、かつ基礎体温が高い状態が続いているなら、妊娠している可能性は高いと言えます。 妊娠検査薬で確認してみましょう。

妊娠初期は、流産をしやすい非常にデリケートな時期です。 妊娠が発覚した場合には、すぐに産婦人科を受診するようにしてください。

婦人科に行くタイミング

生理が遅れている場合、どれくらい生理がこなければ婦人科に行くべきなのか、悩むと思います。

女性の体は、少しのストレスでも生理周期が乱れてしまうことがあります。

そのため、一般的には2~3カ月の間生理が遅れても(不規則になっても)、その後、正常な生理周期に戻るようであれば心配はありません。 毎日、基礎体温をつけて3カ月程度様子を見てみましょう。

ただし、それ以上、生理が来ない日が続いたら放置しないでください。 卵巣の機能が低下している可能性もあります。すぐに婦人科を受診してください。

また、生理が来ない以外にも、出血があったりおりものに異常があったりと、気になる症状がある場合も放置しないですぐに婦人科を受診してください。 病気が原因になっている場合があり、放置している期間が長いほど治療が大変になります。

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