セックス経験があるなら検査を受けよう

子宮頸がんとは、子宮の入り口にある「子宮頸部」に発生するがんで、 ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が深くかかわっていると考えられています。

「ウイルスに感染してがんになる」なんてちょっと怖く感じるかもしれませんが、 HPV自体はごくありふれたウイルスで、セックスによって簡単に感染します。

つまり、セックス経験のある女性であれば、誰でも子宮頸がんになる可能性があるというわけです。 経験人数の多い少ないは関係なく、たとえ1人としかセックスをしていなくてもリスクはあるのです。

そのため、セックス経験のある女性は、年齢、未婚や既婚に関わらず、定期的に子宮頸がん検診を受けることをおすすめします。 産婦人科での検査はもちろん、自治体による無料検診も行われているので、お住いの市町村役場に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

子宮頸がんの検査では、基本的に問診、視診、細胞診が行われます。それぞれどのようなことが行われるのか、見ていきましょう。

問診

子宮頸がん検査の第一歩は、問診です。問診では、下記のようなことを聞かれます。

  • 月経周期
  • 直近の月経について
  • 生理痛の有無やその程度
  • 月経血の量について
  • セックス
  • 妊娠歴
  • 閉経している場合はその年齢

これらは問診票に記入する場合もあれば、医師と直接話す場合もあります。答えにくい項目もあるかもしれませんが、 どれも検査をする上で大切な情報であり、婦人科系の検診ではごく一般的な内容です。正しく答えるようにしてください。

内診

続いては内診です。内診では、医師が膣の中に指を入れたり、膣鏡を挿入したりして、子宮頸部や膣の状態、出血や炎症の有無などを調べます。

内診台という診察台に座り、足を開いた状態で行い、医師と直に対面しないようにカーテンで仕切りを作ります。 内診も婦人科の検査ではごく一般的なことなので、リラックスして受けてください。

細胞診

聞き慣れない検査かもしれませんが、細胞診は、子宮頸がんを早期発見するために欠かせない大切な検査です。

子宮頸がんの細胞診では、ブラシやヘラなどを使い子宮頸部を軽くこすって組織を採取し、細胞に異変がないかどうかを顕微鏡で調べます。

子宮頸がんは、突然発症するのではなく、「異形成」というがんになる前の異常な組織が徐々にがん化すると考えられています。 細胞診ではこの異形成の段階で、異常に気づくことができるのです。

疑わしい場合は確定診断

細胞診の結果、「疑わしい」と判断された場合は、より精密な検査を行います。病変部の組織を採取して調べる組織診(コルポスコピー)を行い、 確定診断します。組織診では、異形成の程度やがんのタイプ、進行具合などが分かります。検査は外来で行われ15分程度で終わります。

子宮頸がんの検査は定期的に受けよう

子宮頸がんの検査は、一度受けて異常がなければずっと安心できるというものではありません。

HPVへは性行為によって感染するため、一度検査を受けて異常がなかったとしても、その後このウイルスに感染して子宮頸がんを発症することは十分にあり得ます。

また、子宮頸がんはゆっくり時間をかけて進行していくため、検査をした時点では症状が見られなくても、その後徐々に症状が進行していく可能性もあります。

そのため、子宮がん検診は定期的に受けるようにしてください。厚生労働省では、20歳以上の女性は2年に1回子宮頸がん検診を受けることを推奨しています。

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