RPR法とは

梅毒の検査には2つの方法があります。まずは「RPR(Rapid Plasma Reagin)法」。これは血清反応を見る検査です。血清反応と言ってもわかりにくいですね。試験管などで、検査する人の血液と抗原(病原体)を混ぜ、その後の変化によって診断する方法です。

この検査単独では他の病気による反応の可能性もあるため、他にTP(梅毒トレポネーマ: 梅毒の病原体)抗体によって調べます。感染してから2週間ぐらいたってから、検査を受けることができます。

TPHA法とは

TPHA(treponema pallidum Latex Agglutination)法は、梅毒に感染している場合、作られている抗体(梅毒の病原体と戦う免疫)がどのくらいあるのかを測ります。抗体が多く作られているなら感染している確率が高いというわけです。

この検査は感染してから4週間ほど経ってから行うことができます。そのため疑わしい性交をしてすぐの場合は、検査結果に「感染」とはあらわれません。 陽性が出た場合はさらに追加の検査を行い、診断を確定します。

それぞれのメリットとデメリット

RPR法とTPHA法は、検査する判断材料が違うので、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらも検査方法ではありますが、単独で検査して、結果を断定できるものではありません。陰性の場合も陽性の場合も併用することでより正確な検査結果を得ることができます。

RPR法では、梅毒以外にも反応する「擬陽性(感染していないのに陽性になってしまう)」といわれる結果が出る確率がなんと一割以上あります。TPHA法より早く反応が出る検査方法ではありますが、一方でこのような問題があります。

TPHA法は検査ができるようになるまで、1ヶ月近くかかるというデメリットがあります。そのため、このふたつの方法を併用すると判断がしやすくなるのです。

つまり検査方法2種、結果が陽性陰性の2つあるため、4つのパターンができあがります。RPR法とTPHA法がともに陽性であれば梅毒にかかっていると判断されます。RPR法とTPHA法がともに陰性の場合は、梅毒にかかってはいません。問題は、RPR法とTPHA法で結果が異なる場合です。これもどちらが陽性かで意味合いが変わってきます。

抗体は体に残るものなので抗体を測るTPHA法だけが陽性だった場合、すでに治った梅毒で陽性が出ていたと考えられます。逆にRPR法だけが陽性の場合、抗体はなく、血清反応だけが出たと考えられるため、感染がごく最近か、擬陽性であるため、さらに詳しい検査が必要になります。

梅毒は感染力がとても強く、HIV感染のリスクも高める怖い病気です。疑わしいと思ったら、すぐに検査を受けるようにしてくださいね。

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