1.淋菌性結膜炎とは?

「淋病」というと、性器や喉に感染する性感染症というイメージが強いかもしれませんが、実は目にも感染することがあるのです。

病原菌が目の粘膜に感染する

淋病は、感染者との粘膜同士の接触や、精液や膣分泌液を介して感染する病気です。 それが、なぜ目に感染するのか。まずは、感染のきっかけとなる行為を紹介します。

  • 感染者の精液が目に入る
  • 感染者の性器に触った手で目をこする
  • 自分が感染者で、自分の性器に触った手で目をこする

このような行為で、目の粘膜に淋病が感染してしまうことがあるのです。

目に感染すると淋菌性結膜炎を発症

そして、目に淋病が感染すると1~3日後には「淋菌性結膜炎」という目の病気を発症し、下記のような症状があらわれます。

  • 強い結膜充血
  • 大量のクリーム状の目やに
  • まぶたの腫れ

さらに、淋菌性結膜炎は重症化することもあり、 角膜穿孔かくまくせんこう といって角膜に穴があいてしまう症状を引き起し、最悪、失明することもあるのです。

淋菌性結膜炎の疑いや不安がある場合は、すぐに眼科を受診するようにしてください。

2.淋菌性結膜炎の検査・治療法

続いては、淋菌性結膜炎の検査・治療法について説明します。

目やにを検査

眼科ではまず目やになどを検査して、目に出ている症状が淋病によるものかを確認します。

抗菌薬で治療

検査の結果、淋病に感染していた場合は、淋菌に対して効果のある抗菌薬(セフトリアキソン、セフォジジム、スペクチノマイシンのいずれか)を投与(注射)したり、 抗菌薬の目薬を使用します。治療期間は、症状によって異なります。

治療を受けて完治させたら、再感染しないようにすることも大切です。 続いて紹介する、淋菌性結膜炎の予防法を覚えておいてください。

3.淋菌性結膜炎の予防法

淋菌性結膜炎の予防には、セックスのときにコンドームを必ず使うようにしてください。 「目の中に精液が入らないようにする」「精液に触れた手で目をこすらないようにする」といったことも注意してください。

また、淋病は風俗で感染するケースも多いため、彼氏が風俗に行かないようにすることも大切です。

4.新生児の淋菌性結膜炎

実は淋菌性結膜炎は、赤ちゃんが発症することもあります。

妊婦さんが性器に淋病を感染したまま出産すると、産道感染して新生児に淋菌が感染し、淋菌性結膜炎を発症することがあるのです。

出産後2~4日で発症

赤ちゃんの淋菌性結膜炎は、出産後2~4日で発症します。

成人同様、目から多量の膿がでたり、結膜が真っ赤に充血したり、まぶたの腫れなどが見られます。 治療が遅れると、角膜穿孔などの危険な目の病気を引き起こし、失明することもあります。

このような事態を招かないために、妊娠中に淋病感染が発覚したら、医師の指示に従って治療を受けて完治させることが大切です。 妊娠中の淋病感染については、こちらの記事で詳しく解説しています。

5.最後に

淋病は目にも感染し淋菌性結膜炎を発症して、最悪の場合、失明する危険性もあります。 感染の疑いがある場合は、眼科に行き治療を受けるようにしてください。

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